※当記事は上記タイトル作品のネタバレを含む場合がございますので閲覧ご注意ください。
このブログの登場キャラ
「自分が好きなものを他の人も好きとは限らない。自分が嫌いなものを他の人も嫌いとは限らない」を家訓にしているにわかオタク一家。登場しないけどままもいる。

1978年9月生まれのにわかオタクおじさん。しいとまあの父親。
得意ジャンルはマンガ・アニメ・ゲーム。
アイコン画像は自作。当然だが自画像ではない。

2010年9月生まれのにわかオタク娘。性格はドS。
得意ジャンルはマンガ・アニメ・ゲーム。
アイコン画像は自作。たぶん自画像ではない。

2013年4月生まれのにわかオタク息子。話ベタなので登場頻度は少なめ。
得意ジャンルはゲーム。アニメは観るけどマンガは読まない。
アイコン画像は自作。何を描いたのかここでは敢えて触れないでおく。
今回は出番ナシ。
オープニングトーク

さて今回は『Q.E.D. -証明終了-』2巻に収録されているエピソード「六部の宝」について語っていきたいと思います。

『Q.E.D. -証明終了-』の第1話から第4話までは掲載された順番と単行本収録の順番が違う……みたいなことを前回話してたと覚えがあるんだけど――

してたね。

もしかしてこのエピソードが本当の第2話?

正解!――しいは覚えてる? このエピソード。

う~ん……内容を聞けば思い出すかも。

じゃあしいに思い出してもらうためにもさっそく本題へ行ってみましょう!
「六部の宝」ってどんな事件?
【事件】
殺人
【被害者】
山城:Y大学歴史学部 学生
◎琴平家の古文書の調査のために根津が連れてきた学生のひとり
◎8月20日の夕方から行方不明になる
◎同日17時21分に琴平家敷地内の「森」の捜索が開始される
◎皆で「手分け」をして捜索し、開始から30分後に敷地内の社にて遺体が発見
◎遺体は社の戸に縫いつけられるようにして錫杖で胸を貫かれ、胡坐をかいた体勢だった
◎遺体発見時、流れ出た血は固まっていなかった
【容疑者】
事件当時、「大雨」によって陸の孤島と化した琴平家の敷地内には被害者の他に9人の人間がいた
①燈馬 想:高校生
◎琴平家の「六部伝説」にまつわる古文書の解読を依頼され、琴平家を訪れる
◎山城の捜索に参加
◎山城が殺害されたと思しき時刻は可奈と行動を共にしていた
◎山城の遺体発見後、斜面に足を取られた可奈を庇って右足をねんざ
②水原 可奈:高校生
◎「琴平家には温泉がある」という話を耳にし、燈馬に付いて琴平家を訪れる
◎山城の捜索に参加
◎山城が殺害されたと思しき時刻は燈馬と行動を共にしていた
◎8月21日夜、香子と温泉で「鬼」の姿を目撃
③琴平 静菜:琴平家 当主
◎代々伝わる「六部伝説」の真偽を見定めるため、Y大学と燈馬に古文書の解読を依頼
◎山城が殺害されたと思しき時刻のアリバイは不明
◎大半の時間を自室で仕事をして過ごしている
◎「山城は仏像の格好で死んでいた」と聞いて「木にくくりつけられていたの?」と返す
④刈谷 兵衛:琴平家 使用人
◎山城の捜索に参加
◎山城が殺害されたと思しき時刻は1人で行動していた
◎若くして家を継いだ静菜に強い忠誠心を抱いている
⑤根津 秋彦:Y大学歴史学部 教授
◎琴平家の「六部伝説」にまつわる古文書の解読を依頼され、琴平家を訪れる
◎山城の捜索に参加
◎山城が殺害されたと思しき時刻のアリバイは不明
◎8月21日日中、琴平家敷地内の森を調査していたところ「鬼」に襲われ、ケガを負う
⑥平木 敏夫:Y大学歴史学部 大学院生
◎琴平家の古文書の調査のために根津が連れてきた学生のひとり
◎山城の捜索に参加
◎山城が殺害されたと思しき時刻は1人で行動していた
◎山登りが趣味で、体力には自信がある
◎8月20日に「誰か」に鎮痛剤を貸していた
⑦高野 仁:Y大学歴史学部 四回生
◎琴平家の古文書の調査のために根津が連れてきた学生のひとり
◎8月20日日中、琴平家敷地内の森を調査していたところ「鬼」に襲われ、ケガを負う
◎山城の捜索に参加
◎山城が殺害されたと思しき時刻は1人で行動していた
⑧目白 香子:Y大学歴史学部 三回生
◎琴平家の古文書の調査のために根津が連れてきた学生のひとり
◎山城の捜索に参加
◎山城が殺害されたと思しき時刻は木崎と行動を共にしていた
◎8月21日夜、可奈と温泉で「鬼」の姿を目撃
⑨木崎 良介:村の駐在
◎行方不明になった山城の捜索を指揮
◎山城が殺害されたと思しき時刻は目白と行動を共にしていた
◎山城の遺体発見後、斜面に足を取られて右腕を負傷
◎静菜とは高校まで同級生で、彼女に憧れを抱いている
【事件の謎】
山城を殺害したのは誰か?

今回はミステリーの定番「閉ざされた土地」での事件です。

今回は容疑者に燈馬くんと可奈ちゃんも入ってるね。

ふたりも現場にいたからね、一応入れてみました。

なんかケガをしてる人が多いね。

犯人は「鬼」の格好をしてるんだけど、ソイツに襲われて負傷した人がふたりいるね。

それって襲われてるところは誰か目撃してるんだっけ?

誰も目撃してない。

ってことは自作自演の可能性もあるのか。

「犯人に襲われたけど死ななかった = 犯人の自作自演」ってのはミステリーの定番――だけどこのエピソードは「犯人に襲われた人」や「アリバイのある人」がバランスよく存在していて、そこからメタ的に犯人を絞ることは難しくなってる。

ぱぱみたいな人のために対策が打たれてるんだね。
「六部の宝」について語ろう!

詳細は微妙だけど、この事件の犯人だけはしっかり覚えてる。

かなり印象的な事件だしね。

「鬼」の格好が印象的すぎたわ。初めて読んだ時はメチャメチャ怖かった。

あのお面は不気味だったよね。画としてはすごくシンプルなんだけど。

そのシンプルさが逆に怖いのよ。表情が全く変わらないし。まあお面だから当然なんだけど。

www

あと、この事件は「切ない」って言うか、なんか「物悲しかった」覚えがある。

そうだね。静菜さんが「六部伝説」の真偽にこだわる理由とか、犯人が事件を起こしてしまった理由とか。

うん。

「閉ざされた土地」って「日常から切り離された感覚」を覚えやすくて――最後はその場所から解放されるわけだけど、代わりにその場所へ「なにか」を置いてきちゃった気持ちにさせられる。

だから余計に物悲しい気持ちにさせられるんだね。

――それにしてもさ、静菜さんってスゴイ美人じゃない? 若いのに落ち着いてて頭もいいし。なによりあの儚げな感じがメチャメチャ心惹かれる。『Q.E.D. -証明終了-』史上No.1と言っても過言じゃない。

なに急に。

いや~今回のエピソードを語るうえで静菜さんの話は外せないと思って。


そうなんだけど――そうなんだけどね。静菜さんには可奈ちゃんには無い魅力があるのよ。

うん。あんまり深く聞かないでおくわ。

……ぐすん。

他にこのエピソードで語っておきたいことはないの?

えっと……このエピソードでは個人的に好きな可奈ちゃんのセリフがあって――

どんなセリフ?

ケガをしちゃった燈馬くんが可奈ちゃんに古文書のスキャンをお願いする時に「コンピュータは準備は大変だけど後は楽なんですよ」って説明するんだ。

うんうん。

そこで可奈ちゃんの返した言葉がこちら――
じゃア差し引きゼロじゃん
『Q.E.D. -証明終了- 2巻 六部の宝』より

www

実際は燈馬くんの言うとおりなんだけど、可奈ちゃんの言うことにも不思議と頷けちゃう。

この台詞から可奈ちゃんの性格も窺えるのがイイね。

あと――この「六部の宝」のエピソードでは燈馬くんがちょいちょいメガネをかけてるんだけど――

あれ? 燈馬くんってメガネすることあったっけ?

たまにある――けど、初期の頃は「燈馬くんは推理をする時にメガネをかけて探偵モードになる」みたいな設定があったらしい。『Q.E.D. -証明終了- ザ・トリック・ノート』って本の中で作者の加藤先生が明かしてる。

そんな設定あったんかw

その設定はどうやら担当の編集者さんが考えたものらしくて――でも加藤先生的には気に入らないから途中からこっそりやめちゃったみたい。

メガネとかの小物って描き忘れちゃいそうだしね。

「描き忘れちゃった」と言えば――

うん?

「六部の宝」のエピソードの中で燈馬くんは「右足」をねんざしちゃうんだけど――

さっきの事件の概要にも書いてあったね。

実は作中で2ヶ所「右足」じゃなく「左足」に包帯を巻いてるシーンがあるんだわ。

そうなの!?

まあこれは「描き忘れ」じゃなく「描き間違い」だけど――もし気になったら探してみて。
エンディングトーク

――以上、証明終了です。

なんかどの事件もうろ覚えで――時間があったらまた最初から読み直してみようかなって思っちゃう。

ぜひ読んでほしいね。中学生になって知識も感情も豊かになってるだろうから、小学生の時とは読んで得られるものがまた違うだろうし。

あくまでも「時間があったら」だからね。

わかってるって。

そう言いながら期待に満ちたまなざしを向けないでほしいなぁ。

――それでは、今回はこんなところで。

ここまで読んでくれてありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。See you again!

